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台湾省(たいわんしょう)は、中華人民共和国(中国)が名目上設置している省。福建省と台湾海峡を隔てた場所に位置する台湾島と周辺島嶼、澎湖諸島を領域とする。全域が中華民国(台湾)の実効支配下〔なお、中華民国が自国の高雄市の一部と主張する南海諸島の島々は、中華人民共和国が一部を実効支配下に置いている。そのため。中華民国側からすれば、中華人民共和国の実行支配領域内に「中華民国にとっての高雄市」(中華人民共和国では台湾省に属するとされる市)の一部が支配されている事になる。だが、中華人民共和国はこれらの島嶼を海南省の一部に分類しているため、中華人民共和国側からすれば「中華人民共和国とっての台湾省」の領域は含まれていないことになる。〕にあり、中華人民共和国は建国以来一度も台湾省の省域を統治したことが無い。 == 領域 == 中華人民共和国における台湾省は、名目上は台湾島全域と周辺島嶼、及び澎湖諸島からなり、省都は台北に置くとされている。 中華人民共和国の台湾省は、「中華民国の台湾省」と下記の通りに差があるため、両者の領域は厳密には一致しない。 * 中華民国台湾省の省都は、台北市から南投県南投市の中興新村へ移転している。(中華人民共和国では台北市のまま。) * 台北市、新北市、桃園市、台中市、台南市および高雄市は直轄市として台湾省の管轄外に昇格している。(中華人民共和国では台湾省の管轄内のままであるが、メディア等では台湾での実情に合わせた表現を行うことが多い) * 中華民国が実効支配する南海諸島の島々(東沙諸島、南沙諸島の太平島・中洲島)はいずれも高雄市に属する。(中華人民共和国では、東沙諸島は広東省、それ以外は海南省に属する。) なお、日本が実効支配する尖閣諸島(中国語名:釣魚台列嶼)は、中華人民共和国・中華民国の双方とも台湾省(宜蘭県頭城鎮大渓里)に属するとしている。また、中華民国の実効支配下にある福建省の島々(金門島、馬祖島、烏坵、いわゆる金馬地区)は、中華人民共和国・中華民国の双方とも福建省に属すとしており、台湾省には含んでいない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「台湾省 (中華人民共和国)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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